イズモのブログ~フリーランスからWEBコンサルになる方法~

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法人が副業と付き合うデメリット〜副業の弱みを知って強みに変える〜

どうもイズモです。

 

今回は前回の記事でも少し触れたんですけど

「法人が副業の人間と付き合うデメリット」について話します。

 

というのも、僕も独立前は副業で色々会社にアプローチしてたんですが、やっぱ上手くいきにくいんですね。

 

自分も個人事業から会社になっていくにつれて、外注との取引も増えて行きました。

ただ、やっぱり副業の人間って使いにくいことが多いんですよね。

仕事をお願いする側からすると、本当に面倒臭いことが多い。

 

僕は副業の人間と付き合うことがほとんどありません。

もちろん、副業にも専業にもメリットデメリットがあるからそこは使い分けです。

ただ、副業の人の方が「視野が狭い」というか「仕事が何かわかってない」ことが多い気がしてます。

 

だから、今副業してて法人と取引したい人とか、

フリーランスとしてやっていきたい人は一回この記事を読んで欲しいですね。

 

 

日中連絡が取れない

まず当然なんですけど、副業の人って日中連絡が取れないんですよね。

本業があるから当然なんだけど。

 

これって専業でやってる人からするとすげえフラストレーション溜まります。

なんでって、会社からすると日中まさに稼働してる時だから。

日中こそ仕事がガンガン進んでいくタイミングなんですよね。

 

一緒に仕事する上でわからない所とか、調整したい部分とかって山程出ます。

それをチャットしたりメールしたりしても、その日のうちに進まないんですよね。

 

専業なら日中連絡取れるから、数ターンのやり取りでもその日に終わらせられる。

もしくはその場で電話して調整できる。

なのに副業相手だと、数ターンのやり取りに数日かかる。電話も繋がらない。

デフォルトで仕事のスピードが大幅に落ちるんですよね。

 

 

依頼主と同時進行できない

日中連絡ができないってことは、

依頼主と足並み揃えて仕事がしにくいって事です。

 

「今これやってるからそっちはこれやっといて!」

って感じでペース合わせられると依頼者としては気持ちいい。

でもそれが出来ず、常にテンポが遅れた対応になってしまう。

そうすると足引っ張られてる感じになるんですよね。

 

 

メールとかチャットで連絡事項まとめる事も出来るんだけど、

中にはそんな必要もなく電話で1分で伝わる事もあるわけです。

 

それを何でコイツのためにわざわざ20〜30分使って言語化しないといけないんだと。

そんな風に感じる瞬間よくあります。

 

仕事するのは本業の終業後

で、副業だから仕事するのは終業後とか土日祝日ですよね。

 

このタイミングでトラブルなく仕事を納品できればまだいいです。

でも、トラブルは必ず起こるんです。

調整しないといけない部分も必ず出てくる。

 

そうすると、それはいつやんの?って話になるんですね。

 

 

依頼者が休みの時間を割かないと連絡が取れない

結局そうなると、依頼者が合わせないといけないんですよね。

 

ゆったりしたいと思ってる終業後の飲みの時間とか、

土日祝日で遊びに行ってる時間とか、

そういう時間を副業のために割かないといけなくなります。

 

これ、やり取りが多い仕事だとマジでしんどいです。

「何でコイツの都合のために自分の休み全部犠牲にしないといけないんだ?」

と思います。

 

正直、副業価格で安くお願いしててもコストパフォーマンスが悪い。

 

 

営業報酬を考えず報酬を請求してくる

副業の人は会社の歯車の一部として働いてるから、

仕事の全体像が見えてないヤツがすげえ多いです。

 

だから、例えば100万の売上が上がる商品があったとして、

そこに対して営業報酬とか紹介報酬とかを考慮しないで報酬を請求しようとしてきます。

 

そんで、話して分かればいいんですけどそうは行かない。

大抵の一般人は

「営業活動とか仕事を取ってくるのがどれほど大事で手間がかかるか」

ってことを理解してないんで。

 

池で口をパクパクしてるとこに餌もらってるだけなのに、

なぜか仕事取ってると勘違いしだします。

 

いやその池誰が作ったん?

誰が餌やる人連れてきたん?

 

ってのは理解できないんですね。

 

 

今いる会社基準での仕事だから、大抵品質が低い

これは僕の経験上ですが、よほどプロフェッショナルな会社で働いてる人以外は、

大抵仕事の品質が低いです。

 

じゃあ逆にプロフェッショナルな会社で働いてたらいいかと言うと、

そういう人は狭い範囲で仕事してたりするから仕事全体が見えてない。

 

フリーランスでありがちな、仕事を大きい単位でボンと渡された時にそれに対応する器がない。

 

でも不思議なんですけど、

みんな自分の手持ち武器だけで何とかしようとするんですよね。

自分の周りの情報を取りまくって武装しようとしないんです。

 

多分、今の会社ではそれで成り立っちゃってるから危機感がないんでしょうね。

 

 

報酬だけは一丁前

さっきの話と被るんですけ、こんだけマイナス条件があるにも関わらず報酬を一丁前に請求してきます。

例えば広告運用なら、20万の報酬を折半でとか。

いやまあ、僕は金払いはめちゃいいんですけど普通に専業の人と比べられたら専業を取りますよね。

 

折半っていう提案は妥当だから僕はそれでも受けますけど、

それは自分と付き合うメリットとデメリットを総合した上での提案なのかい?と。

 

 

会社でお前が稼いでいる時給と、無名のお前が稼げる時給は違う

副業で間違えがちなのが、会社基準でものごと考えちゃうことです。

 

今の会社では時給で1万円とか日給で5万くらいの生産性があるかもしれないけど、

それを基準にして副業とかフリーランスはできないよってことです。

 

だって会社の売上とか生産性って、

会社のブランドがあって、今までの取引履歴があって、バックオフィスがあって、営業がいて、ツールとか労働環境も整えて、

それだけ強固な土台の上に乗っかってるから生み出せた数字でしょ?

 

お前0になった時どんだけのことができるねん、と思ってしまいます。

 

 

副業と取引するデメリットを知った上で自分の武器を磨く

まあ色々とキツイこと言いましたけど、

副業で法人相手に仕事する人は「こんな風に思われる可能性もあるな…」

ということを認識して、その上で働き方を組み立てるといいと思います。

 

要はデメリットを上回るメリットを提示できればいいんで。

「確かに副業の自分にはこういうデメリットもある、でもそれ以上にこういう価値が自分にはあります」とプレゼンしてくれれば納得する人は多いでしょう。

そうすれば買い叩かれる事も少なくなるでしょう。

 

あとは、

・単純にいい人とだけ取引する

・連絡があまり必要のない仕事だけする

みたいな、そもそものトラブルが起こりにくい仕事の仕方をするのもありだと思います。

 

 

会社員の武器は情報網と人脈

僕は今契約してる外注で副業が1人だけいます。

 

その人の特徴は

・何か聞くとアウトプットがめちゃめちゃ返ってくる

・会社で色々チャレンジしており、知識の幅が広い

・業界事情をよく知っていて話が面白い

・コミュニケーション力が高い

って感じです。

 

正直これって全部、自営業の人間が喉から手が出るほど欲しがってるものなんですね。

 

自営業のデメリットって何かっていうと、

自分の仕事に追われて知識をアップデートする時間がないとか、

他社の動向や業界事情を知りたいとかそういう事なので。

 

コンプラ違反にならない範囲で情報交換しつつ、

1人の人に何でも任せられるっていうのがとても有り難いです。

 

なので、デメリットを極力抑えつつ

そういうメリットを与えられると副業で取引しやすいんじゃないですかね。

 

 

 

 

ではでは、今回はここまでで。